19日に新潟競馬場でJRA女性騎手最多勝利記録34勝に並んだ人気ジョッキー・藤田菜七子(21=根本)が一夜明けた20日、北海道・帯広競馬場で人生初となる「ばんえい競馬」に挑戦した。 体重約1トンの馬が重りを積んだ鉄ソリを引いて争うばんえい競馬(北海道)は世界で唯一の競走だ。中央競馬の騎手が登場する毎年恒例の「JRAジョッキーDAY2018」でエキシビションレースを行った菜七子は第1走でサクラオトメ(牝3)に騎乗。7頭立てで4着となったが、2つの障害を越えてラストスパートに入ると笑顔を見せるなど初体験のレースを楽しんだ。 レース後は「後ろから『頑張れ!』って言っちゃいました。障害は急勾配だったので迫力があり、ゲートから勢い良く出て行ったので怖かった。でも、初めて乗せてもらってすごく楽しかったです」と大満喫の様子だった。 なお、第1走は過去2回の出場経験がある井上敏樹(23)がカゲホウトウ(牡7)に騎乗して1着ゴール。2走の合計ポイントが最も高かった騎手が優勝となる。
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