北海道地震、秋競馬に影響も ノーザンF、社台SSなど直撃

6日未明に起きた北海道胆振(いぶり)東部地震は、馬産地を直撃した。大手牧場などに目立った被害は出ていないが、電気、水道だけでなく交通網の乱れもあり、競走馬の輸送が予定より遅れるケースも起きている。復旧が遅れるようだと、秋競馬への影響もありそうだ。  JRAによると、道内の各施設では、札幌競馬場のオッズボックスが一部転倒、天井ボードが一部欠損した程度で、大きな被害は出ていない。ただ、震度6弱の千歳市で被災した相沢調教師は、「ひどい揺れで、(同じ震度6弱の茨城・美浦村で被災した)東日本大震災のとき以上。正直、死ぬかと思いました。北海道には生産牧場だけでなく、現役の競走馬が放牧されている育成牧場も多い。物流が回復しなければ、今後の競馬開催にも影響が出てくるでしょう」と心配を口にした。  札幌競馬場では、5日に退厩する予定だった105頭の競走馬が台風21号の影響で移動できずに滞留していたところ、地震が発生。全馬無事ながら、競馬場に足止めされている。また、4月の大阪杯を制したスワーヴリチャード(栗・庄野、牡4)は苫小牧市のノーザンファーム空港で調整中。庄野調教師は「きょう(6日)、牧場から退厩予定だったんですが、断水や停電で延期となりそうです」と予定が狂ったことを報告した。予定している天皇賞・秋(10月28日、東京、GI、芝2000メートル)への影響が懸念されるところだ。  ディープインパクトやオルフェーヴルなどの種牡馬が繋養されている社台スタリオンステーションは、震度6強が計測された安平町にある。同スタリオンの徳武英介氏は「全頭の無事を確認しました。場内の水道、電気は止まっていますが、馬に与える水は数日分は確保しているので大丈夫だと思います」とコメント。馬は一日に15~30リットルの水が必要とされ、水の備蓄がない日高地区の牧場では、くみ上げた地下水を分け合うなどして対応したという。  競馬産業の直接的な被害は目立たないが、ライフラインの復旧が遅れれば秋競馬への影響も出てくる。馬券発売の可否も不透明な状況だけに、関係者からは一日も早い回復を祈る声が多く聞かれた。  ◆安田記念勝ち馬モズアスコットが放牧中の北海道・浦河町のシュウジデイファーム・石川秀守代表 「馬はみんな元気です。厩舎側の水道は止まっていますが、幸い水源の違う自宅の水道は出るので対応できています。電気も発電機を借りられました。BTC(日高育成牧場)も水が止まっているけど、給水車が来て対応してもらえています」

関連記事

  1. 【菊花賞】藤原調教師「戸崎は100点満点の乗り方をしてくれた。敗因は距…

  2. 《競馬》武豊のジョッキー新年会2018(後編)2018『ミルコが乗りた…

  3. 【競馬ブック】藤田浩貴TMの推奨馬(朝日杯フューチュリティステークス・…

  4. 《競馬》【安田記念】デムーロ進言⁉︎なぜ安田記念出走⁇宝塚記念はサトノ…

  5. 【競馬予想】2017 チャンピオンズカップ 鉄板軸馬と穴はこの馬!

  6. 【競馬】凱旋門賞エネイブルから3連単&3連複勝負【G1】

  7. 11月17日 京都競馬10R 比叡ステークス

  8. 【競馬に人生賭けた大勝負】フェブラリーステークスで勝負!相次ぐ的中の嵐…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。