仮想通貨とは
仮想通貨(かそうつうか、英語: virtual currency)は、規制されていないデジタル通貨の一種で、開発者によって発行され、通常は管理され(Bitcoinは例外)、特定の仮想コミュニティのメンバー間で使用され、受け入れられているものを指す。
仮想通貨の概念自体はアメリカで1995年には上院で言及されており、1999年には一部の仮想通貨は存在していた。しかしその発達は電子マネーやソーシャルゲームとともにあり、仮想通貨という表現も2009年ごろにできたものである。
WIKIより引用
この様な定義であるため、厳密に言うとデジタル通貨(電子マネー、ネットクーポン)等もこの枠組に入ると言う事になります。
しかしながら現代の認識での仮想通貨はビットコイン等の暗号通貨の事を指しており、海外でも仮想通貨と言う表現はマイナーで暗号通貨と言う呼び名がメジャーです。
さて、タイトルでは「仮想通貨とは」と題しておりますが今回はその暗号通貨について掘り下げていきたいと思います。
始まりはとある人物の論文になります。2008年に「サトシ・ナカモト」と名乗る謎の人物が公開したその論文を一般有志の手によって形にしていった結果、2009年ついに最初のビットコインが送信(送金)されました。
残念ながら「サトシ・ナカモト」と言う人物は2010年以後、表舞台に上がる事が無かったため日本人の名前を冠していますが、実際に何者であるのか現代でも謎に包まれたままとなっています。一説にはオーストラリアのドモルガン株式会社CEOがそうではないかと言う噂もあります。
ビットコインについて詳しい説明はまた、別の記事で説明するとして、暗号通貨はその後インターネットの流通発展と共に目覚ましい進化を遂げます。
現代ではビットコインの他にも様々な暗号通貨が存在しており、今この時にも新たな暗号通貨が誕生しています。それらを総評してアルトコイン(オルトコイン)と呼びます。そしてビットコインはそのアルトコイン(オルトコイン)の基軸通貨として扱われています。他とは一線を画する通貨になりつつある様ですね。
さて、通貨と言う名称を冠している暗号通貨ですが一体法定通貨との違いは何なのか?それを見ていきましょう。
従来の法定通貨は国や銀行等が発行し、その価値を同じく国や銀行等が認める事で成り立つ中央集権体制でありました。
その為、通貨の価値=その国、または銀行の価値となり、法定通貨の価値は常に国の情勢に左右されてきました。暗号通貨はその中央集権体制で運用される通貨から独立した一般市民が発行可能で全世界の一般市民によって価値を決められる非中央集権体制の通貨です。
暗号通貨の価値は詳細を話すと色々と種類がありますが、主にはマイナーと呼ばれる全世界に存在し、暗号通貨の採掘作業(マイニング)をしているパソコンで存在認証する事により、全世界でその暗号通貨の存在や価値を認めている状態です。
そのため一国が価値を認めている状態の法定通貨と比べ、全世界で価値を認めている暗号通貨は通貨の価値が無になる危険性が低いと想定されています。
また、法定通貨間ではその国以外で使用しようとする場合「送金手数料」「両替手数料」などが発生します。これは国を隔てているためしょうがない事です。しかし暗号通貨の場合はインターネット上に存在するため、つまるところ通貨による国境が存在しません。全世界で等しい価値をもって利用が可能と言うのは理想的な感じがしますが、残念ながら基軸通貨であるビットコインを含め、暗号通貨は経済社会にとってまだまだ新興勢力で安定した価値を持てていません。
昨日100万円の価値があった暗号通貨が翌日には50万円の価値に下がっている事が往々にして有り得ます。こんなに値動きの激しい通貨では法定通貨と同じ様に通貨として扱うのは難しく、現状での暗号通貨の立ち位置は投機的な扱いになっています。
そのため暗号通貨はまだ成長段階にあると考えていいでしょう。今後、何年後、何十年後になるかはわかりませんが全世界での認知度が増える度に価値を安定させてゆき、ゆくゆくは値動きが安定し世界統一通貨として覇権を握る日が来るかもしれませんね。
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