JRA「海外招待馬」急増のワケ……裏には日本競馬ファンの財布を狙う現地主催者のしたたかな野望

JRA「海外招待馬」急増のワケ……裏には日本競馬ファンの財布を狙う現地主催者のしたたかな野望
先日JRA3歳馬ゴーフォザサミットのアメリカ遠征(7月7日・ベルモントダービー招待ステークスG1)、サトノアレスのフランス遠征(8月12日ジャック・ル・マロワ賞G1)が発表された。  フランス遠征後にまったく勝てなくなったマカヒキやサトノダイヤモンドを例に挙げるまでもなく、海外遠征の負担は相当なものと思われる。加えて輸送や滞在費など金銭的な負担も少なくなく、今回のゴーフォザサミットやサトノアレスの場合、1着以外の賞金であれば輸送コストや税金を考えれば赤字となるだろう。しかし今回のゴーフォザサミットは「招待」ということで金銭的な優遇措置があるというから驚きである。つまり輸送や滞在に関する費用を、全額ではないものの主催者側が負担するというのだ。  超一流の実績を残したわけではないにも関わらず、わざわざ「招待」までして日本馬を呼ぶのは不自然と言えよう。実際にその背景は様々な思惑があるようだ。というのもある関係者によると 「昔はよほどの事情でない限り、わざわざ日本のG2クラスの馬を名指しで招待するということはありませんでした。しかし最近は日本馬に遠征してほしいという主催者が増えています。そのき…
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