2018 第18回《JBCクラシック Jpn1》ケイティブレイブ 福永祐一”NEWスタイル競馬tv”

1)連対馬は上位5番人気以内 
JBCクラシック過去10年の人気別成績は、1番人気馬が【4.2.3.2】。13年ホッコータルマエら最多の4勝をあげており、連対率60%・複勝率80%。ただし、近4年は勝ち馬が出ていない。以下、3・4番人気馬が各2勝、2・5番人気馬が1勝ずつ。連対馬はすべて上位5番人気以内に支持されていた。なお、3着以内馬はすべて7番人気以内で、8番人気以下は【0.0.0.72】と大苦戦傾向にある。 

2)前走日本テレビ盃3着以内馬に注目 
前走レース別で注目しておきたいのが船橋ダート1800mで行われる日本テレビ盃組。その日本テレビ盃組の前走着順別成績で前走3着以内だった馬は【6.6.2.7】。ケイティブレイブやサウンドトゥルー(前走日本テレビ盃2着)ら半数の6勝をあげ、連対率57.9%・複勝率68.4%と優秀だ。2017年は1・2着が該当しており、近5年で毎年1頭は3着以内に入っている。なお、前走日本テレビ盃で4着以下の馬は【0.0.0.15】と大苦戦傾向にある。 

3)1枠、5枠の馬が好成績 
本競走が施行される京都ダート1900m戦(2014年以降に行われたオープン・重賞、フルゲート16頭の競走)の枠番別成績は、5枠に入った馬が【3.0.3.8】 2018の平安Sのサンライズソアら最多の3勝をあげており、複勝率50.0%と非常に高い。また、最内の1枠の馬も【2.0.1.11】。5枠に次ぐ2勝をあげており、複勝率25.0%と高い。 

4)逃げ、先行馬の押し切り勝ちが目立つ 
京都ダート1900m戦(2014年以降に行われたオープン・重賞)の脚質別成績は、逃げ馬が【3.0.0.9】。2018年の平安Sのサンライズソアら3勝と一発がある。また、先行馬は【5.3.5.18】で最多の5勝をあげ、連対率25.8%・複勝率41.9%と優秀だ。また、中団からの差し馬は【2.6.5.48】で2・3着が目立ち、後方からの追い込み馬は【0.1.0.43】で不振傾向にある。 

5)血統面では同距離平安Sでシンボリクリスエス産駒が3着以内に高確率で好走しており該当馬は要注意。

6)前走5着以下に敗れて連対した馬はG1連対経験馬のみ。

7)休み明けで優勝の最長は7か月明け優勝

8)1人気馬で連対した馬はG1かJpn1優勝実績馬

9)連対は7歳まで
10)前走
連対馬の前走はG1~G2
前走G3以下は連対なし、3着まで

レース結果 
京都競馬場で行われた第18回JBCクラシックは、福永祐一騎手騎乗の3番人気ケイティブレイブが優勝。道中は中団を追走し、直線では外から力強く伸びて鮮やかに抜け切った。勝ち時計は1分56秒7(良)。鞍上の福永騎手、本馬を管理する杉山晴紀調教師ともに本競走初勝利を飾った。 

4分の3馬身差の2着は2番人気・和田竜二騎手騎乗のオメガパフューム、1馬身差の3着は1番人気・C.ルメール騎手騎乗のサンライズソアが入った。 

■レース展開・総括 
ほぼ揃ったスタート。4番サンライズソアがハナに立って、1コーナーへ。リードは1馬身。2番手に15番テーオーエナジー。1馬身差で内に3番シュテルングランツ、外に10番テイエムジンソク。1馬身差で6番マイネルバサラ。1馬身差で13番オールブラッシュ。2馬身離れて1番センチュリオン。そこから2馬身離れた中団の外に8番ケイティブレイブ。半馬身差の内に5番アスカノロマン。1馬身差で内に2番タガノゴールド、中に11番カツゲキキトキト、外に14番オメガパフューム。1馬身差の後方に16番クリソライト。1馬身差で内に7番サウンドトゥルー、外に12番アポロケンタッキー。3馬身離れた最後方に9番ノンコノユメという隊列で進んでいく。 

前半900m通過55秒3と緩みない流れで、サンライズソアがレースを引っ張る。外からテイエムジンソクが半馬身ほど交わして先頭。1馬身離れてテーオーエナジーが3番手。そこから2馬身ほど離れてマイネルバサラとオールブラッシュ。ケイティブレイブは中団の外目、オメガパフュームも後方から追い出しを開始。4コーナーで再びサンライズソアが先頭を奪って、直線へと入っていく。 

直線へ向いて、サンライズソアのリードは1馬身。2番手からテーオーエナジーが迫るが、一杯になって失速。4コーナー手前から外を進出したケイティブレイブが力強く伸びてくる。大外からはオメガパフュームも鋭い伸び。逃げ込みを図るサンライズソアにケイティブレイブが襲いかかり、残り100mで先頭に立つ。後方からはノンコノユメも伸びているが、4番手まで。鮮やかに抜け切ったケイティブレイブが先頭ゴールイン。2着には大外を伸びたオメガパフューム。3着には逃げたサンライズソアが入った。 

ケイティブレイブが直線で力強く伸びて、中央のダートで初のタイトルを手に入れた。今回は3番人気だったが、慌てずにこの馬のリズムで走らせた福永騎手の手腕も光った。ダート界にはまだルヴァンスレーヴやゴールドドリームといった強豪がいるが、これらとの対決が非常に楽しみだ。オメガパフュームは2着に敗れたものの、3歳馬で充実期に入っている。今後の成長に期待。サンライズソアはすんなりとハナに立てたものの、道中で絡まれたのが最後に響いた。

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