■レース結果
東京競馬場で行われたG3・第23回東京スポーツ杯2歳ステークスは、勝浦正樹騎手騎乗の8番人気ニシノデイジーが優勝。道中は中団の内を追走し、直線では馬群の間を巧みに伸びて、ゴール前の大接戦を制した。勝ち時計は1分46秒6(良)。鞍上の勝浦騎手、本馬を管理する高木登調教師ともに本競走初勝利を飾った。
ハナ差の2着は7番人気・W.ビュイック騎手騎乗のアガラス、アタマ差の3着は4番人気・C.デムーロ騎手騎乗のヴァンドギャルドが入った。なお、1番人気に推されたR.ムーア騎手騎乗のルヴォルグはスタートでの出遅れも響いて9着に敗れている。
■レース展開・総括
スタートで15番ルヴォルグが出遅れて、最後方からとなった。先行争いは6番トーラスジェミニがハナに立つ。リードは1馬身。2番手に1番ハクサンタイヨウ。1馬身差で10番クリノガウディー。半馬身差の外に11番ナイママ。半馬身差の内に3番カテドラル。1馬身差で7番ヴェロックスと13番メイスンハナフブキ。半馬身差の内に2番ニシノデイジー。1馬身差で16番ゴータイミング。1馬身差の内に4番アガラス、中に5番ヴァンドギャルド、外に8番トーセンギムレット。半馬身差の外に14番アドマイヤスコール。1馬身半離れた後方に9番ダノンラスター。1馬身差で12番ホウオウサーベル。1馬身半差の最後方に15番ルヴォルグという隊列で進んでいく。
前半1000m通過60秒4と平均ペースで、トーラスジェミニがレースを引っ張る。2番手にクリノガウディーとゴータイミング。ルヴォルグは依然として最後方で鞍上が手綱を押すものの、なかなか進んでいかない。徐々にペースが速くなり、中団後方勢もスパートを開始。トーラスジェミニが先頭で4コーナーから直線に入っていく。
直線へ向いて、トーラスジェミニのリードは1馬身。その外からクリノガウディーが交わすも抜け出す脚はない。馬群の中にいたナイママが外に斜行し、ヴェロックスは不利を受けた。外目から抜け出しにかかるヴァンドギャルドと内目から馬群の間を抜けたニシノデイジーの叩き合い。大外からはアガラス、ヴェロックスも鋭い伸び。ゴール前は4頭の大接戦となったが、最内のニシノデイジーがハナ差凌いで先頭ゴールイン。2着に外を伸びたアガラス、3着にヴァンドギャルドが入った。
札幌2歳S以来となったニシノデイジーが速い上がりの追い比べを制して重賞連勝を飾った。前走札幌2歳Sを勝ったときの自身の上がりは37秒0。東京の瞬発力勝負では厳しいかと思われたが、しっかりと対応してみせた。馬体重12キロ増は成長分だろう。長く脚を使えるタイプで距離が伸びても問題なさそうだ。今後の走りが楽しみ。4着に敗れたヴェロックスは直線でぶつけられる不利は痛かったが、伸びがややジリっぽく今後の成長が待たれるところ。1番人気に推されたルヴォルグは出遅れて道中も手応えが怪しかった。能力が高いのは間違いなく、不得意な瞬発力勝負ではなく、得意のスタミナ勝負で巻き返しに期待したい。
単勝2 3,840円8人気
複勝
2 760円8人気
4 670円7人気
5 280円4人気
枠連1-2 4,510円19人気
馬連2-4 24,750円46人気
馬単2→4 57,730円97人気
ワイド
2-4 5,210円44人気
2-5 2,850円28人
4-5 2,970円30人気
3連複2-4-5 58,480円120人気3連単2→4→5 593,030円843人気
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