2008年6月6日(金) 朝日放送(ABC)「ムーブ!」 前編
資料として載せましたが、権利者から削除をもとめられれば直ちに削除致します。
連絡先 http://www32.ocn.ne.jp/~ginzanokaze/b…
世の中には詐欺の話が溢れています。「おれおれ詐欺」は警察も金融機関も熱心に対応していますが、私が8年前に初めて知った「競馬情報詐欺」については、未だに警察も消極的です。
「情報は貰わなければ詐欺だが、貰った以上詐欺にはならない」「500円の情報が詐欺でなければ500万円でも詐欺にならない」「事務所がなければ詐欺だが、あれば詐欺ではない」「電話が通じれば詐欺にならない」「返金すると言っていれば詐欺にはならない」などと、およそ詐欺の犯罪構成要件とは関係のないことを取り上げて、警察は詐欺を否定します。
そのような消極的な対応の中で、ようやく2011年1月25日に大阪府警が(株)ライセンス=グレートという会社を摘発しました。そして翌年6月6日には大阪地裁で有罪判決が下されました。もちろん1つ1つの事案は細かく言えば違いがありますが、概ね同じです。つまり、「必ず当たる買い目情報を提供すると言って、何十万円、何百万円を騙し取る」「捏造した的中実績を見せて、だから今回も当たりますと言っては、5万円、10万円の情報料をくり返し騙し取る」というものです。
残念ながら有罪判決が出てからも警察の対応はあまり変わっていないようです。
騙される側に落ち度があるとしても、それによって騙す側の責任が軽減されるのはおかしいでしょう。騙す側は故意に騙すのであり、目的を遂げているのです。用意周到に準備して市民を罠(わな)にかけ、大金を騙し取る行為(これは、おれおれ詐欺と同じです)に対して、それは詐欺ではないなどとばかなことを言う警察官が未だに後を絶たないのは、私には理解できないことです。2013.4.17
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