赤字40億から黒字見込みへ…地方競馬場の変身

愛知県競馬組合が運営する名古屋競馬(名古屋市港区)の2017年度の収支が19億7500万円の黒字となり、一時40億円を超えた累積赤字が解消される見通しとなった。インターネットの馬券販売が好調なことが主な要因。競馬場は22年度、愛知県弥富市に移転・開業予定で、同組合は「家族で楽しめる競馬場」を目指し、集客アップにつなげる考えだ。  名古屋競馬は1974年度には735億円の売り上げがあったが、レジャーの多様化や長引く不況などで低迷。累積赤字は2004年度で40億円を超えた。  駐車場用地(約1万2500平方メートル、約15億円)を売却し、構造改革特区で名古屋・大須に全国初のミニ場外馬券発売所を設けるなどして持ち直したが、09〜12年度は再び実質赤字に転落。騎手の賞金や職員給与をカットしても好転せず、有識者の経営改革委員会が「黒字化できなければ廃止の決断を」と提言するなど、一時は存続も危ぶまれた。  再建のけん引役は、ネットでの馬券販売だった。12年10月以降、日本中央競馬会(JRA)のサイトで名古屋競馬の馬券を買えるようにしたほか、14年からは南関東の4競馬場が運営する電話投票システムに本格参入した。サービス向上にも取り組んだ。専門紙の予想付き出馬表を公式ホームページに無料で掲載し、動画中継サービスなどで全てのレースをライブ中継。15年12月には、個室などでゆったり観戦できる「金シャチプレミアムラウンジ」を開設した。これらの取り組みで、17年度までの5年間で計約68億円の黒字を計上した。

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