福島県相馬地方伝統の夏祭り、相馬野馬追は、2日目の29日、呼び物の甲冑(かっちゅう)競馬と神旗争奪戦が行われ、騎馬に乗った武者たちが勇壮に駆け抜けました。
1000年以上の伝統を誇る相馬野馬追は、震災と原発事故の次の年から復興の象徴として、ほぼ従来の規模で行われています。
2日目の29日は、中心会場の雲雀ヶ原で、よろいに身を包んだ騎馬武者たちが速さを競う甲冑競馬が行われ、背負った旗指物のはためく音を響かせながら、雨でぬかるんだ地面をものともせず、力強く駆け抜けていました。
このあと、神旗争奪戦が行われ、騎馬武者たちは、花火とともに打ち上げられた御神旗を奪い合い、つかみ取った騎馬武者は誇らしげに掲げながら総大将らが待つ本陣山へ駆け上がっていきました。
御神旗を手にした南相馬市の騎馬武者、北元秀明さんは「父の代からずっと旗をつかみ取ってきたので、今回取れてうれしい。自分の馬を誇りに思う」と話していました。
避難先から南相馬市小高区に戻り見物に来たという38歳の男性は「震災前のように盛り上がりを見ることができて、とても感慨深い」と話していました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/2018…
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