岩手競馬で再度の禁止薬物陽性馬が発生 1月7日まで開催取り止め

24日、(公財)競走馬理化学研究所から岩手県競馬組合に、17日の水沢競馬出走馬から禁止薬物のボルデノン(アナボリックステロイド ※筋肉増強剤)が検出されたとの報告があった。26日、岩手県競馬組合が発表した。岩手競馬では同様の事案が今年7月・9月・10月にも発生しており、全厩舎の緊急立入検査、厩舎監視体制の強化など再発防止策を講じてきた。  これまでの事案では水沢競馬場の在厩馬からの検出だったが、今回は初の盛岡競馬場の在厩馬だった。検出されたのは17日の水沢競馬第1レースに出走し、3着となったネイチャーサムソン。岩手競馬へは同レースが初出走で、11月22日の転入の翌日に検体採取した事前検査の結果は陰性だった。  この事態を受け、岩手競馬は12月30日~来年1月7日までの開催取り止めが決定した。また、明日27日に園田競馬場で行われる兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII・3歳上・ダ1400m・1着賞金2100万円)に出走が確定していたラブバレット(牡7・岩手・菅原勲厩舎)は公正保持のため競走除外となった。  岩手県競馬組合では、24日、競馬法違反に該当する恐れがあることから、所轄の奥州警察署に連絡した。

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