競馬界のレジェンド・的場文男(61=大井競馬所属)がついに大偉業を達成した。12日の大井競馬第5レースで、通算7152勝をマーク。“鉄人”佐々木竹見元騎手の地方競馬最多勝利数を更新した。1973年のデビューから45年の歳月を費やした大記録だが、そこには勝利の数とともに激闘の跡が刻まれていた。本紙だけが見た不死鳥・的場文男の真の姿、男の勲章をじっくりご覧あれ! ――まずは日本記録おめでとうございます。振り返れば数々の大ケガに見舞われ、そのたびに乗り越えてきた 的場:一番ひどかったのは内臓破裂です(2007年浦和)。返し馬の時にバババーンと蹴られてね。腎臓と脾臓が真っ二つに割れ、本当に死にそうになった。内出血でおなかが大きく膨らんで…。もうちょっと出血していたら危なかった。7時間の緊急手術で命は助かった。それから2~3日間も集中治療室にいました。 ――もう騎手は無理か…と弱気にならなかったですか 的場:全然、思わなかった。ケガは痛いだけで、つらくはない。ベッドの上で体中が管だらけでしたが「大丈夫! 早く治して復帰するんだ!」って気持ちでした。ただ、隣のベッドからうなり声とか聞こえてきて。とにかく集中治療室から早く出たかったですね。 ――他に大ケガは 的場:大井競馬場の4コーナー手前で落馬したときも大変でした(05年)。倒れ込んだところを、後ろから馬にガーン!って顔面を蹴られて…。骨はバラバラ、上の前歯は9本抜け、下アゴは複雑骨折。…
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