2019東海S(G2)。5連勝で合計着差30馬身の快速馬インティが重賞実績馬に挑む!
1)ヒモ荒れが目立つ一戦
過去6年の人気別成績は、1番人気馬が【4.0.2.0】。昨年のテイエムジンソクら過半数の4勝をあげ、複勝率100%と毎年馬券に絡んでいる。以下、4番人気馬が16年アスカノロマンら2勝。勝ち馬とは異なり、2・3着馬は下位人気まで幅広く分布している。近2年は1番人気馬が勝利するも、2着馬は10番人気以下の人気薄が激走。1番人気馬からのヒモ荒れが目立つ一戦だ。
2)5歳馬が中心
年齢別成績は、5歳馬が【3.3.3.10】。16年アスカロノマンら3勝をあげ、連対率31.6%・複勝率47.4%と非常に高い。昨年は2着コスモカナディアンが該当し、毎年1頭は3着以内に入っている。4歳馬は【1.0.1.10】で17年グレンツェントが勝利し、複勝率16.7%。また、7歳以上馬【1.3.0.28】で複勝率12.5%、6歳馬【1.0.2.24】で同11.1%と続いている。
3)東京大賞典組、師走S組が好成績
前走レース別成績は、東京大賞典組が【2.1.0.4】。15年コパノリッキーら最多の2勝をあげ、連対率・複勝率42.9%と優秀だ。師走S組は【1.2.1.9】で一昨年グレンツェントが勝利し、連対率23.1%・複勝率30.8%と高い。他ではチャンピオンズC組が【1.0.3.5】で連対率11.1%・複勝率44.4%。連対率こそ低いものの、複勝率は高い。なお、ポルックスS組は【0.0.0.13】と不振傾向にある。
4)前走1800m戦で先行した馬に注目
前走距離別成績は、出走数が多い前走1800m組が【3.5.6.48】。昨年のテイエムジンソクら3勝をあげ、連対率12.9%・複勝率22.6%。この組で前走先行(脚質はTARGET frontier JVによる分類)した馬は【2.2.2.11】で2勝をあげ、連対率23.5%・複勝率35.3%と高い。前走1800m組は先行していた馬に注目だ。
インティ
稍重で行われた前走京都ダート1800mの観月橋Sを勝利し、オープン入りを決めた。道中2番手を楽に追走し、4コーナーで馬なりのまま逃げ馬を交わすと、最後は後続に5馬身差をつけた。これで未勝利からダートで5連勝。いずれも2着に0秒7差以上の圧勝で、ダートではまだ底を見せていない。中京ダート1800mも3走前に快勝した舞台。今回が初の重賞挑戦で、強豪相手にどんな走りを見せられるか。6連勝で重賞制覇となるか、大注目の一頭だ。
■アンジュデジール
一昨年の関東オークス2着以降は地方交流重賞を中心に使われてきたが、2走前に京都で行われたJBCレディスクラシックを勝利。前走はチャンピオンズCに挑んで、4着と上位に入った。前走は1番枠から積極的にハナを切り、前半1000m通過61秒9のマイペースに持ち込んだ。直線では勝ったルヴァンスレーヴに交わされてからもよく粘れていた。今回は前走と同じコースで、相手関係は楽になる。すんなりと先行できるようだと押し切る場面もありそうだ。
■チュウワウィザード
昨年9月に阪神ダート1800mのオークランドRCTを勝利してオープン入り。2走前の師走Sは2着に敗れたが、前走で交流重賞の名古屋グランプリを勝利した。前走は3番手を追走し、直線で前を行くミツバとグリムを力強く交わし切った。2走前から700mの距離延長も問題なかった。これまで8戦していずれも3着以内と成績が安定している。中京ダートは昨夏の1000万下・インディアT3着以来。充実した目下の状態なら好勝負は十分可能だろう。
■スマハマ
一昨年の暮れから未勝利、500万下、ヒヤシンスSとダートで3連勝。1番人気に推された前走の青竜Sは僅差の2着に敗れた。稍重の前走は道中6~7番手を追走。直線では外から迫ったものの、グリムにアタマ差届かなかった。この時の3着が後に東京大賞典を勝利するオメガパフュームで、メンバーレベルはかなり高かった。今回は約8か月ぶりの実戦で、仕上がり状態が最大のポイントとなる。中京コースは今回が初めて。休み明けでどこまで走れるか。
■コスモカナディアン
昨年の東海Sでは13番人気と人気薄ながら、テイエムジンソクと僅差の2着と好走している。その後は4着以下に敗れるレースが多いものの、3走前の福島民友
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