リップル社は1日、国際送金のスピードをあげる事が期待される決済システムxRapidについて、すでに3社が商業利用を始めたと発表した。9月の仮想通貨市場で一番パフォーマンスのよかったリップル(XRP)にとってさらなる追い風となるか注目が集まる。
3社は、送金業者でメキシコに拠点を持つCuallix、ロンドンに拠点を持つMercuryFX、そして1400の信用組合が加盟するCatalyst Corporate Federal Credit Union。5月に始まったxRapidの試験運用期間を経て、商業利用を開始したという。
リップルのもう一つの決済システムであるxCurrentではリップル(XRP)の利用を求めていないものの、xRapidではリップル(XRP)の利用が義務になる。xCurrentはすでに100社以上の金融機関と提携している。
Yahooファイナンスによると、今後リップル社はxRapidにより焦点をあてる方針。リップル社のプロダクト責任者であるアシーシャ・ビルラ氏は、「双方とも成長エンジンとなるが、摩擦をなくすという革新性においてはxRapidがより大きなインパクトをもたらすだろう」と話したという。
先月にリップル(XRP)が一時100%ほど上昇した背景にあるのは、先月17日リップル社の幹部であるセイガー・サーバイ氏が、決済システムxRapidを商業利用の目的で「来月にも」立ち上げられるかもしれないと発言した事があるとみられている。
リップル(XRP)は9月に67%ほど上昇。CCNによると、5000コイン以上の中で一番の上昇率を記録したという。ビットコイン(BTC)は8%のマイナス、イーサリアム)ETH)は22%下落した。
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