ジョアン・モレイラ騎手(35)=ブラジル=が香港競馬に復帰する可能性が高まった。香港のトップトレーナー、ジョン・サイズ調教師(64)が厩舎の主戦騎手として迎える方針を固めたと、15日に地元メディアが報じたもので、手続きが整えば、12月中にも復帰する。 モレイラはJRAの通年免許取得を目指し、新規騎手第一次試験をしたが、11日に不合格に。「(試験を)パスしなかった時のプランは立てていない。来年の受験についてはイエスともノーとも言えない」とし、今後については家族と相談したうえで決めるとしていた。今年7月末に香港での契約を更新せず、退路を断ってのJRA騎手挑戦を表明。しかし、不合格となったことで、所属先がなくなり、今後は騎乗そのものがままならなくなる。そのため、5シーズンにわたってトップ騎手として活躍していた香港から救いの手が伸びることとなった。 モレイラは今年は受験と並行して、JRAでの短期免許を最大の3か月取得して騎乗する予定。2か月足らずですでに46勝(リーディング23位に相当)を挙げており、来週28日で2度目の短期免許期間は終了。メルボルンCなど豪州遠征を挟んだ後、3度目となる短期免許は11月10日から12月9日まで再取得する方針。報道によれば、12月9日の香港国際競走にJRA所属騎手として騎乗したのち、そのままサイズ厩舎の主戦騎手として、香港競馬に復帰するとみられるとしている。
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