ビットコインなど仮想通貨の新時代が始まる。
アメリカの大手金融グループのゴールドマンサックス(GS)はビットコインの取引を開始すると取締役会で決定した。
5月2日付のニューヨークタイムズが報じた。
ゴールドマンサックスは顧客のため、数週間以内(開始日は未定)に自分たちの資金を使ってビットコイン先物の取引を開始するという。
ゴールドマンサックスのビットコイン市場に参入する姿勢は2017年10月ごろに複数メディアが報じていた。
米トムソン・ロイターが2018年4月24日に発表したアンケート調査では、世界の伝統的な金融機関のうち少なくとも50社が半年以内に仮想通貨の取引に参入する予定だ。
2018年は海外の大手金融機関が仮想通貨市場に参入する歴史的な1年間になりそうだ。
ゴールドマンサックスは世界の金融センター「ウォール街」で初めてビットコイン取引に参入する。
NYタイムズによると、ゴールドマンサックスの役員のナラ・ヤレド氏は「ビットコインが世界を支配するとは考えていない。通貨の特徴を持たない」としながらも「詐欺ではない」と結論づけた。
ゴールドマンサックスの顧客は、ビットコインの供給量は限定されているため金のような貴重な資産だと思っているという。
ゴールドマンサックスは顧客の要望に応えて、株式や債券などの伝統的資産と対比した代替資産の一つとしてビットコイン先物の取り扱いを始める。
アメリカの富裕層を顧客とするゴールドマンサックスのビットコイン先物取引の開始により、新たな資金が仮想通貨市場に流れていきそうだ。
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