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韓国の大手仮想通貨取引所Bithumbが、日本とタイに新しくオフィスを開設することを発表しました。ZDNet Koreaによると、Bithumbは日本の金融庁とタイの証券取引委員会の承認待ちの段階にいるようです。
日本への進出
日本へは、来年2月の進出を予定しています。日本進出の理由は、世界の金融市場の50%を占めており、市場の中心的な役割を担っている、とみなしているからだそうです。
また、「日本で一番取引通貨量の多い取引所に」という目標を表明しています。Coincheckへのハッキング事件の後、金融庁の審査は厳しくなっていますが、同社は、来年2月からのサービス開始を予定しているようです。
タイへの進出
一方で、タイへは、日本より一足先で今年10月のサービス開始を目指しています。進出先としてタイを選んだ理由として、電子商取引とフィンテック技術が活発に行なわれている国である、ということを挙げています。
同国の規制当局も、「スマートシティビジネス」促進を目指していることから、仮想通貨のさらなる普及を歓迎しているようです。
また、タイ証券取引委員会は、新興企業を支援する最適な方法としてICOを公的に認めており、先月、5つの新興企業の調整を行う予定であることを発表しています。このことからも、仮想通貨に優しい環境が整っているタイでは、Bithumbの進出を後押しする結果となるでしょう。
グローバルな取引所へ
Bithumbは、日本とタイを皮切りにさらなる国外進出の意志を表明しており、新たなグローバルパートナーを探している模様です。
すでに同社は、シンガポールとイギリスに子会社を設立しています。それ以外にも、アメリカやヨーロッパ各国、中国、インド、オーストラリア、フィリピン、カナダ、ロシア等への進出を見据え、時期を伺っているようです。
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