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競馬は主に競馬場と呼ばれる専用の競技場で開催される。
一つ一つの競い合いを「競走 (race)」と呼び、一日の競馬開催でいくつかの競走が行われる。
競走の種類は主に、平坦なコースを走る平地競走、障害物の飛越を伴う障害競走、
繋駕車と呼ばれる車を曳いて走る繋駕速歩競走の3つからなり、他に繋駕車を曳かない速歩競走やそりを曳くばんえい競走などがある。
競走では一般には騎手が馬に騎乗して一定の距離を走り、正規に最も早く決勝線に到達した馬を勝者とする。
決勝線への到達は、概ね馬の鼻の先が決勝線を通過したときをもって判定されるが、
ばんえい競走に限っては馬が引っ張るソリの最後部が決勝線を通過したときをもって判定される(詳細については競馬の競走を参照)。
用いられる競走馬は平地や障害、速歩競走ではサラブレッド、サラブレッド系種、
アラブ、アングロアラブ、アラブ系種の軽種馬もしくはクォーターホース、スタンダードブレッド(アメリカントロッター)
等の中間種が用いられ、ばんえい競走では重種馬が用いられる。
競馬の世界は優勝劣敗が大原則であり強い馬は強い馬同士、弱い馬は弱い馬同士での競走が基本である。
だが、競走の出走メンバーのみを変更するには限界がある。
そこで考え出された方法として強い馬には重い負担重量を、弱い馬には軽い負担重量となるように
負担重量を変更することである程度幅のある競走を組むことができる。
負担重量の決定方法としては馬齢戦、別定戦、定量戦、ハンデキャップ競走などもある。
特別競走の中でも特に賞金が高額で歴史と伝統・競走内容等を考慮し、重要な意義を持つ競走として 重賞が行われる。
さらに各重賞競走の役割と重要性を広く認識してもらい生産界の指標としての重賞競走の位置づけを明確にするため、
グループ制(日本を含む一部の国ではグレード制)によってG1、G2、G3に分類される。
G1は競走体系上もっとも重要な意義をもつ根幹競走、
G2はG1に次ぐ主要な競走でG1の勝ち馬も比較的容易に出走できる内容をもった競走である。
G3についてはG1、G2以外の競走である。
G1競走(およびそれに類する格付けの競走)の中でも、3歳馬に対して行われる伝統のある競走をクラシックと呼ぶ。
2010年現在、世界各地でクラシックと呼ばれる競走が行われているが多くの国が最初に始められたイギリスのクラシックレースを模範としている。
イギリスのクラシックは全5競走であるがうち2競走は牝馬限定戦であり牡馬が出走可能な2000ギニー、ダービー、セントレジャーの
3競走すべてに優勝した競走馬を三冠馬という。ただし生産上の意味合いが薄れ、
また距離別の路線が体系化されたこともあって三冠の概念は形骸化している。なお、日本のクラシック競走も全5競走である。
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