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(坪倉)
「みなさんこんにちは。株の学校123講師の坪倉と申します。よろしくお願いします。
今日は、みなさんに”RSI”というテクニカル指標についてお話をしたいと思います。少し株をやった経験がある方だったら、耳にされたことはあるかも知れませんね。
“RSI”というテクニカル指標はどんなもので、一般的にはどんな使われ方をしているのか、というお話を今日はしていきたいと思います。
“RSI”は、日本語では”相対力指数”と訳されたりします。
どんなものかを、まずは言葉で少々説明したいと思いますが、直近の一定期間において、終値ベースで上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いのかを計測する指標のことです。
言葉で説明されても分かりにくいかもしれません。どんなものかイメージするために、先にRSIをお見せします。
(RSIの表をパソコン画面に表示して)この下出ている、青い折れ線グラフが”RSI”です。このRSIという指標を使って何を見るのかというと、上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いか…つまり株価が今、上昇しようとする力の方が強いのか、下落しようとする勢いの方が強いのかを見ます。先ほどの表のようにグラフ化して、目で分かるようにしようというものなんですね。
計算方法については、次のページ行ってみましょうかね(画面を切り替える)。こんな風な計算式で出来上がっています。『N日間』というのは、任意の日数を指定します。ある一定期間で計測するんですね。
(画面の)下に出ていますが、『N日間』にはいろいろあるんですね。投資家の好みだとか、銘柄によってこの(日数の)数字をいろいろ変えて、最適なRSIの動きになるように調整します。任意の日数を指定し、その期間での値上がり幅の累計と、同じN日間の値下がり幅を合計します。そしてそれを分母として、分子にN日間の値上がり幅の累計を持ってきます。割り算をするわけですね。こうすると、全体の値幅のうち、N日間の値上がり幅がどれくらいの割合だったかというのが、率として出てくるわけですね。
値上がりの勢いが強いと、当然、値上がり幅の方が値幅は増えるわけですから、パーセンテージは大きくなるわけですね。大きなパーセンテージの数字が出たら、『今、相場が非常に強い値上がりの状態にある』ということを、数字から見てとることが出来るんですね。
ここに『N日間』と書いてありますが、一般的には14日間が使われていますね。さきほどお見せした折れ線グラフも、14日間で計算しています。チャートソフトの場合、デフォルトが14日になっていることが多いですね。もちろんチャートソフトによっては、14日間ではなく、違う日数がデフォルトになっていることもありますので、どれを使うかは、各個人で調整して頂くということになります。好みに合わせて頂くということですね。
RSIの(表の)見方ですが、RSIは真ん中を50%として、上は100%まで、下は0%まであります。この間を折れ線グラフがずっと動いているという構成になっています。(株価が)上昇局面に入ると、大体数値が50%以上になるんで、この青いグラフは50%より上で推移していきます。
そして、下降相場に入ってくると、大体50%より下で青いグラフが動くようになってきます。
(RSIの)見方ですが…人によって、多少パーセンテージが違ったりするんですけど、多くの投資家がこういう見方をしています。
今、お見せした青いグラフが、70%以上で推移している場合、その相場は『買われすぎ』。『買いの方でやや過熱感が出ている』という風に判断をします。
そして30%以下の場合は、売りの方が優勢で、『売りの過熱感が出ている』という風に判断します。
『判断してどうするか?』ということについてですが、例えば70%以上の場合、『今は買いの過熱感が出すぎているので、相場がここから反転していくんじゃないか』という、『相場の反転ポイント』をRSIを使って予測しようとしてるんですね。RSIが70%以上で推移し出すと、『そろそろ下降に転じるんじゃないかな?』、30%以下になってきたら、『売られすぎだから、そろそろ反転して買いの相場になるんじゃないかな?』というような感じで、(相場を)見ようというものなんですね。
(画面にRSIの表を表示して)実際見てみましょうかね。例えばこの辺です。
この辺なんかは、相場が30%以下で推移しているわけです。そうすると株価は…この辺が30%以下で推移しているところですけども…『ちょっと売られすぎかな』という判断になります。やがてここから相場が反転し、上昇していくところ(反転ポイント)をRSIで捉えていこうということなんですね。この(表の)場合は、言われてみればなんとなく『ここはちょっと売られすぎなゾーンで、ここから反転してるなぁ。RSIは、結構有効なんだな』という風に見えますよね。
ところがですね。この”RSI”という指標は、使っている方が結構多い指標なんですけれど、注意すべき点があります。
世の中いろんなテクニカル指標がありますが、やっぱり万能の指標はないんですね。それぞれの長所と短所を、十分熟知した上で使わないと危険なわけです。
RSIがどういう時に上手く機能するかというと、いわゆる”持合い相場”ですね。ハッキリしたトレンドがあまり出ていない時、あるいは、トレンドが出ていても、穏やかなトレンド相場のときに上手く機能します。
(RSIの表と株価チャートを表示して)この辺なんかそうですね。今お見せしてるのは日経平均株価のチャートですが、上に行ったり下に行ったりしてる“持合い相場”ですよね。そういう状況だと、RSIがどのようになるかというと…例えば、今お見せしたこの辺は30%以下ですが、ここから相場が反転し、70%以上になったところから、また下落に転じています。そしてまた30%以下になって、再び反転して日経平均も上昇していく、という流れになります。
こんな風に、相場が持合い相場のときは、意外と(RSIと株価の動きが)ピタっとハマります。ということは、RSIは相場の反転ポイントを大体捉えることが出来る、ということなんですね。RSIはこういう局面を得意としています。
ところが、RSIは強力なトレンドが発生している相場では、あまり役に立たないという欠点があります。買われすぎのサインが出ていても、まだ相場が上がっていく。売られすぎのサインが出ていても、そこからさらに下落していく。そういう状況が結構起こります。
(RSIの表を表示して)ちょっと見てみましょう。例えば、こういう相場です。この相場は非常に勢いがありますよね。非常に強い上昇相場であることが見て取れます。
こういうところでRSIがどういう動きをするかというと、例えば、この辺で買われすぎのサインが出ていますが、株価はここからさらに上がっていくわけですね。
下降のときも見てみましょう。この辺なんかは30%以下なんですが、(株価は)ここからどんどん安値を更新して下がっていますよね。
こういう局面でRSIを利用して、『今30%になったから、相場が反転するんじゃないか』と思って迂闊に買ったりすると、下落にやられてしまうわけです。
RSIは使える局面が限られていますので、いざ使おうと思うと結構難しいということです。(トレンドが)横ばいの相場でないと、しっかり機能してくれないという欠点があります。
RSIには、上級者向けと言いますか、おもしろい使い方があって、“ダイバージェンス(逆行現象)”というものがよく使われます。どういうものかというと、(表を表示して)例えばこういう局面なんですよ。
ここを見てください。日経平均株価の相場を見てみると、高値から、さらに高値へ上昇しています。ところがちょうどこの期間のRSIを見てみると、70%以上の高値をつけて、日経平均の動きと逆行するように下がっていって、次の高値まで右肩下がりになっています。こういう動きを“ダイバージェンス(逆行現象)”と呼んでいます。そして、この“ダイバージェンス”が現れると、やがて相場は反転し、そこから下落していく…という風に言われているんですね。こういう現象は結構起こります。
実際この場合も、逆行現象が起こってから日経平均が下落し始めた…という形になっています。ここもそうですね。日経平均はずっと下落しているんですが、RSIを見ると、ちょっと右肩上がりになっています。ここも逆行現象が出ていますね。これが発生したのちに、相場が反転して上昇していく…ということが起こっています。これが、意外によく使われる手法なんですね。
RSIは『売られすぎ』『買われすぎ』という見方をする以外に、 “ダイバージェンス”という現象が注目されています。これが現れるかどうかで、『そろそろ相場の反転が近いのかな?』というような予測に使ったりします。
以上がRSIの使い方です。有名なテクニカル指標なので、ぜひ知っておいておきたいと思います。そして、この説明を聞いて、今後の株式トレードの一つの手法として、何かのときに使って頂けたらいいのではないかと思います。以上です。お疲れ様でした。」
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