【小倉記念予想】“夏競馬の格言”を検証、そこで浮かび上がった馬とは?

「夏は牝馬?」「夏は格より調子?」「夏は芦毛?」 競馬界でまことしやかに囁かれる夏競馬の格言について、netkeibaコラム「重賞データ分析」でおなじみの競馬ライター・小林誠さんにお話を伺った。 「それでは、夏競馬の“ベタ格言”をさらっと検証していこう。  まずは、競馬ファンなら誰でも耳にしたことがあるであろう「夏は牝馬が強い」という格言だが、コレは一応は「本当」だ。というのも、夏負けで体調を崩すのは牡馬が多く、暑さに強い牝馬が相対的に成績を伸ばすから。正しくは「夏は牡馬が弱い」である。  あとは「夏は格より調子や勢い」という格言も、同様のパターン。「格」を定義する上でわかりやすいのが斤量だが、ハンデ戦における斤量を「背負っている馬」の成績は、春に比べるとガクンと落ちる。なぜならば、真の一線級が夏はレースに出てこないため、いわば準・一線級が重いハンデを背負うことになるからだ。よって、「夏の格上は春とは違ってアテにできない」が正しい表現になるだろう。  最後に「夏は芦毛が強い」という格言だが、これは明らかにウソ。確かに夏の暑さに強そうなイメージではあるが、芦毛馬がもっとも強いのは春競馬だ。夏の重賞に芦毛馬が出走していたからといって、それが買い材料にはならないのでご注意を。  以上の内容を一文でまとめると「夏競馬は実績がアテにならない、とくに牡馬は要注意」となる。これを今年の小倉記念に当てはめると、食指が動くのはレイホーロマンスとキンショーユキヒメの2頭だが、果たして……?」 (文=小林誠)

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