「東京記念・S1」(19日、大井) 開催2日目の11Rで行われ、62歳になったばかりの“帝王”的場文男の騎乗で、2番人気のシュテルングランツが逃げ切って重賞初制覇を成し遂げた。道中2番手を追走した1番人気のカツゲキキトキトが3馬身差の2着に粘り、早めに動いた8番人気のユーロビートが3着に食い込んだ。 レジェンドがまた記録を打ち立てた。的場文が巧みな手綱さばきで、シュテルングランツを重賞初Vに導いた。これで自身の重賞最年長勝利記録を62歳12日に更新した。 好スタートから素早くハナへ。「馬がいい出来になっていたので、僕がうまく乗ればチャンスはあると思っていた」と的場文。序盤こそやや行きたがる面があったが、中盤以降は折り合いをつけて気分良く運んだ。最後の直線では鞍上のアクションに応えて粘り腰を発揮。後続の追撃を封じた。 「うまくシュテルングランツと話し合いがついて、落ち着いてくれた。前走よりうまくいったので、これで負けたら仕方ない、という感じだった」と興奮気味に振り返った。 次走はJBCクラシック・Jpn1(11月4日・京都)を予定。「身体能力が高い。これからどんどん良くなると思う」と小久保智師。レジェンド騎手との進撃が楽しみだ。
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