レディスプレリュード競走を制したJ・モレイラ(左)とプレゼンターの森且行=大井競馬場 「レディスプレリュード・Jpn2」(11日、大井) 開催4日目の11Rで行われ、モレイラがJRA騎手試験不合格のうっぷんを晴らした。直線早めに先頭に立った2番人気のプリンシアコメータが、ぴったりマークしていた6番人気のブランシェクールとの壮絶な競り合いを頭差制して、2個目の重賞制覇。3着にはホッカイドウ競馬所属で13番人気のアルティマウェポンが食い込み、3連単の払戻金は143万円超の波乱となった。 モレイラが初コンビのプリンシアコメータを昨年12月のクイーン賞・Jpn3(船橋)以来となる重賞ゴールへ導いた。 ゲートが開くと好位3番手。「本当は先頭をイメージしていたが、思ったより遅くなった。それでも無理するよりもペースを見ようと思った」と鞍上は冷静に判断。「仕上がっていた」という初パートナーを信頼していた。 狙い通り4コーナーを回って先頭に立つと、外からブランシェクールが猛追。残り100メートルの標識を過ぎて並ばれかけたが、最後はもうひと伸びして先にゴール板を駆け抜けた。「差し返す勝ち方。この馬の一番の強さは、もう1回ファイトできること」と絶賛した。 この日、モレイラ自身はJRA騎手免許一次試験に不合格。レース前、取材に応じた際には涙を見せたが、会心の勝利には満面の笑みを浮かべた。「3回目の重賞を勝てたけど、地方では初めて。これが大井競馬場で最後にならないように、また頑張りたい」と抱負を述べた。 管理する矢野師は「次走は、昨年の雪辱を果たしたい」と、JBCレディスクラシック・Jpn1(11月4日・京都)への参戦を宣言。最後の直線で勝ち馬と激しくぶつかる不利を受け、2着に敗れた悔しさを晴らす。
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