6馬身差の圧勝で重賞初制覇のミューチャリー 「鎌倉記念・S2」(17日、川崎) 開催3日目の11Rで行われ、1番人気のミューチャリーが3戦3勝の無敗で重賞初制覇。「第69回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月19日・川崎)の優先出走権を獲得した。6馬身差の2着にホッカイドウ競馬所属で2番人気のリンゾウチャネルが粘り、3着には7番人気のグラビテーションが食い込んだ。 6馬身差の圧勝。ミューチャリーが無傷の3連勝で2歳重賞を手にした。鞍上の御神本訓は「2歳馬らしくない競馬センスにあふれている。馬体が成長すれば、来年はもっと強い競馬をしてくれるはず」と絶賛。初体験の輸送競馬で馬体重は10キロ減だったが、「思ったよりも減らしていて、そこが心配だった。それでも、僕が心配するまでもなかった」と舌を巻く勝ちっぷりだった。 レースでは、好位3番手から最終4コーナーで勢いよく進出。内からカンゲキ、リンゾウチャネルと3頭で横一戦に並んだのも一瞬だけだった。脚色良く一気に突き放すと、最後は鞍上の御神本が、後ろを振り返る余裕さえみせてゴールした。 これで同じ川崎で行われるマイル決戦、全日本2歳優駿の優先出走権を得たが、管理する矢野義師はあくまでも慎重な姿勢。「思った以上に強い競馬。それでも、減った馬体を戻すことに時間が掛かりそう。来年に備えるという考えもある。できれば出たいから、出る可能性もあるけど」と次走について明言は避けた。無限の可能性を膨らませるミューチャリーは、馬体回復を最優先にスターホースの道を歩む。
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