「平和賞・S3」(7日、船橋) 開催3日目の11Rで行われ、フリオーソ産駒で6番人気のヒカリオーソが逃げ切って重賞初制覇。「第69回全日本2歳優駿・Jpn1」(12月19日・川崎)の優先出走権を獲得した。1番人気のトーセンガーネットが好位から4分の3馬身差の2着に追い上げ、2番手を追走したホッカイドウ競馬所属で11番人気のマイティウォーリアが3着に粘った。 傑出馬不在のメンバー構成で、ヒカリオーソが混戦を制した。スタートを決めてハナへ。道中はマイペースに持ち込んだ。直線ではマイティウォーリア、トーセンガーネットが猛追してきたが、二枚腰を発揮して振り切った。 手綱を取った瀧川寿は「未完成の馬なので、ラチを頼って走らせたいと思っていた。出していったら、うまくハナが切れた。初コースで物見をしていたが、頑張ってくれた」と、してやったりの表情を浮かべた。 今回の勝利で全日本2歳優駿の優先出走権を獲得。次走について、岩本洋師は「それも考えているけど、帰って馬の様子を見てからゆっくり考えたい」と明言を避けた。ダート界で一時代を築いたフリオーソを父に持つ若駒が、飛躍への第一歩を刻んだ。
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