「埼玉新聞栄冠賞・S3」(24日、浦和) 開催3日目の11Rで行われ、ダート未経験だった2番人気のトーセンデュークが逃げ切り、JRAからの転入初戦で重賞初制覇。「第39回浦和記念・Jpn2」(11月23日・浦和)の優先出走権を獲得した。断然の1番人気に支持されたヤマノファイトは2番手追走も、最後まで勝ち馬を捕らえ切れず1馬身差の2着。さらに3馬身差で10歳馬のトキノエクセレントが3着に食い込んだ。 トーセンデュークはスタートを決めて素早くハナへ。道中の折り合いはスムーズで、軽快なリズムを刻んだ。2番手を追走したヤマノファイトのマークを振り切り、先頭でゴールを駆け抜けた。 手綱を取った森泰斗は「軽い跳びなので、ダートはどうかなと思っていたが、何の心配もいらなかった。できれば、砂をかぶらないポジションを取りたかった。勝ち時計もかなり速いし、これから楽しみ」と会心の笑みを浮かべた。 今後は浦和記念に向かう予定。小久保智師は「重いダートの時にどうなのだろう、というのはある。そういう不安を消しながら戦っていきたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。
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