「戸塚記念・S1」(12日、川崎) 開催3日目の11Rで行われ、岩手最強馬が突き抜けた。5番人気のチャイヤプーンが強烈な末脚を繰り出して圧勝した。早めに動いた1番人気のトキノパイレーツが2馬身差の2着、4番人気で逃げた牝馬のクレイジーアクセルが3着に入った。3着以内の牝馬には「デイリー盃ロジータ記念」(11月28日、川崎)の優先出走権が与えられた。 岩手ダービー馬の地力をいかんなく発揮した。門別でデビューして3戦2勝後に、岩手へ移籍して6戦5勝。満を持して、今年からS1に昇格したこのレースを目標に南関東へ転入。「狙い通りの結果が出せた」と管理する川島一師も高笑いの完勝だった。 最内枠から道中は内ラチ沿いの中団を進み、3コーナー手前から徐々に進出。瞬発力勝負になった最後の直線は外めに持ち出し、森泰斗が「まさに、はじけました」と表現した通りの末脚を爆発させた。 川島一師によれば「このあとは岩手に戻して、ダービーグランプリ(11月18日・水沢)を目指す予定」。森泰斗は「今日の勝ちっぷりなら全国区になれる素質」と評価しており、いずれまた南関東の重賞戦線にも顔を見せることになるはずだ。
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