「マイルグランプリ・S2」(31日、大井) 開催3日目の11Rで争われ、唯一の3歳馬で4番人気のクリスタルシルバーが重賞初制覇を果たした。2番人気のヒガシウィルウィンは道中の不利もあって位置取りが悪くなり、猛追しながらも2分の1馬身差の2着。後方待機で12番人気のトロヴァオが3着。1番人気のリッカルドは先行しながら4着に終わった。 東京ダービーの首差2着をはじめ、春のクラシック戦線で善戦してきたクリスタルシルバーが、南関東の一線級古馬が集まったS2重賞でうれしい初タイトルを獲得した。 愛知のリーディングジョッキー・岡部誠がテン乗りだった今回は、春一連の先行策でなく中団待機の競馬。4コーナー6番手の位置から一気に末脚を伸ばし、直線で外に持ち出すとリッカルドら先行勢を一気に抜き去った。 「初めて乗せてもらったけど、ビックリするほどのしまいの脚。(スパートは)ちょっと速いかなと思ったけど、馬の気持ちで行かせた」と殊勲の岡部誠。これが南関東での初重賞制覇となった村上頼師は「馬はリフレッシュして状態が良かったし、マイルも向いていると思っていた」と、してやったりの表情だった。次走は勝島王冠・S2(12月5日・大井)を目標に調整していく。
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