横綱相撲で新設重賞の初代王者になったキタサンミカヅキ 「プラチナカップ・S3」(16日、浦和) 開催初日の11Rで争われ、オーナーで歌手の北島三郎(81)の御前レースで、キタサンミカヅキが初代王者に輝いた。1番人気に応えて直前で一気に抜け出し、新設重賞を圧勝した。2番人気のウェイトアンドシーが逃げ粘って4馬身差の2着。3着には8番人気のインフォーマーが追い込んだ。 まさに横綱相撲だった。前走のさきたま杯をはじめ、交流戦でJRA勢とも互角に戦ってきたキタサンミカヅキが、南関東で待望の重賞3勝目。灼熱(しゃくねつ)の浦和まで応援に訪れた北島三郎オーナーも「しまいの脚がすごかった。中央の時は手を焼かせた馬が、こんなに立派になるとはね」と手放しでたたえていた。 初めて同馬の手綱を取った森泰斗は、小回りコースを意識して、道中は3番手にエスコート。「前の2頭が同厩舎でハイペースにならないと思ったので、射程圏に入れて進んだ」と積極策を振り返る。最後の直線は「手前を替えたら、すごい伸び。さすが強い馬ですね」と絶賛した。 管理する佐藤賢師は「負けられないレースだったし、オーナーもいらっしゃって、プレッシャーが大きかったなあ」と苦笑い。今後については「暑い時期なので馬の状態を見て」としたが、無事なら昨夏に衝撃の南関デビューを飾った「アフター5スター賞」(8月29日・大井)へ向かうことになりそうだ。
コメント
コメント (0)
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。