【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】道悪の宝塚記念は荒れる 道悪上手のキセキ、息を吹き返すか

雨が降っていたり、馬場が道悪になったら荒れる-。これが宝塚記念のパターンになっている。今週の天気予報は、週末までずっと傘のマークがついているだけに、宝塚記念(6月24日・阪神競馬場)は一波乱あるかもしれない。  宝塚記念が現行の重量規定(3歳53キロ、4歳以上58キロ、牝馬2キロ減)になった1997年以降、雨の中で行われたか、あるいは道悪馬場(稍重、重、不良)で行われた宝塚記念が、合わせて7レースある。  それらのレースがどんなふうに荒れたかというと、Aパターン=「1番人気の馬が連を外す」、Bパターン=「5番人気以下の馬が連対する」。この両パターンの必ずどちらかにあてはまる結果が出ている。  たとえば最近の例でいうと、2017年(曇・稍重)は、単勝オッズ1.4倍という断然の1番人気に支持されていたキタサンブラックが、絶好の2番手に付けていきながら、直線失速してまさかの9着。その前年、16年(晴・稍重)は、8番人気の伏兵マリアライト(単勝2510円)が直線抜け出して、人気のドゥラメンテに競り勝ってしまった。  06年(雨・稍重)など、勝ったのは単勝110円という断然人気のディープインパクトだったが、内を突いて2着に追い込んできたのが、10番人気のナリタセンチュリー。そして3着には、9番人気のバランスオブゲームが逃げ粘っていた。このときのナリタセンチュリーは前走の天皇賞・春で、勝ったディープインパクトから2秒6差の12着に大敗していたのだが、馬場が得意の道悪になって息を吹き返した。 続きを読む

関連記事

  1. 大日岳特別 5/18現在 JRA競馬レース展開予想 2018年【競馬予…

  2. 予想のお供に 競馬客観データ 2018年6月17日米子ステークス

  3. 【競馬】三連複必勝法(大井、浦和競馬編)

  4. 競馬予想 2018年阪神カップ 過去10年傾向と軸馬穴馬

  5. 大井競馬TCKファンファーレ

  6. 競馬予想 2018年日本テレビ盃 枠順確定後 本命馬

  7. 浦和競馬予想 さきたま杯2018年5月30日 全レース予想

  8. 中山競馬7R 201809171330

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。