【ホープフルS(金曜=28日、中山芝内2000メートル)稲富菜穂のだいじょばない】どうも、稲富菜穂です。有馬記念、どの角度から見ても、いいレースでしたねっ! もう小倉競馬場でめちゃくちゃ叫んだなぁ。お財布軽くなってビックリしたなもぅ。でもね、まだGIはあるんですよっ! そう、ホープフルSです!! なかでもすでに重賞2勝と、実績的には圧倒的なトップを走るニシノデイジーが気になって仕方ありまへんねん。というわけで美浦で勝浦騎手を見かけて突撃ーっ!(ほんまに突撃したから、ビックリさせて、すみませんでした)。前走の東スポ杯2歳Sは強かったですねぇ。 「正直、どれくらいやれるかなって感じでした。普段はスタッフの皆さんに任せっきりなんですが、前走時は追い切りだけ3週連続で乗ったんです。3週前に乗った時はまだトモが疲れてる感じもあったんですけど、2週前に乗った時にはガラッと良くなっていて、“こんなに変わるんだ”って。直前に乗った時はそこからさらに…とまではいきませんでしたが、態勢は整ったと感じていました」 時計の速い決着になる東京替わりを心配する声もありました。 「そうなんですよ。それに強いと言われているメンバーも結構いましたから、札幌2歳Sを勝った時と同じくらい走れるか、同じ脚を使えるか…という感じでしたね。それがあの速い上がりにも対応して、勝ってくれたわけですから。頭が下がりますよ」 新馬戦からずっとコンビを組まれている勝浦騎手からみて、夏の函館、札幌で乗られていたころより、成長を感じる部分はありますか? 「北海道では結構ヤンチャな面もありましたが、ずっとヤンチャというわけではなく、たまに立ち上がったり、突然、走りだしたり…。美浦へ来てからはそういうのがまったくなくて、“精神的に大人になっているな”と。ただ最近はまたグイグイ走っているので、馬は本当に元気いっぱいなんだと思います」 ニシノデイジーの一番の強みはなんですか? 「う~ん、普通は重賞を勝つ馬は“ここがすごい!”って即答できる武器があるものなんですけど、特にここがってところはなくて…。ただ能力があるのは間違いないんです。それに一戦一戦、確実に良くなってきてますよ。最初に乗った時は粗削りというか、器用な馬という印象はなかったんですが、重賞のここ2走は“どんな競馬ができるかな”って感じで臨んで、最高の形でそれに応えてくれた。特に前回は馬混みも大丈夫でしたし、最後はいい勝負根性を出してくれた感じ。とにかく一生懸命走ってくれる馬ですね。だから“これ”って武器はなくても、一番いい結果を出してくれる」 聞けば聞くほど面白いというか、これからが楽しみすぎる。やっぱりすごい馬なんですよっ!? 「重賞をポンポンと勝ってくれているんですから、やっぱりすごいのかな? 僕もワクワクしてきましたよ。距離が延びても大丈夫…っていうより、距離が延びた方がむしろいいと思っています。来年に向けて、そうクラシックに向けて、何も心配していない。楽しみしかないですね。もっともっと、この馬の良さが出てくると思います」 では最後になりますが、改めて意気込みをお願いしやすっ!? 「これからも強い馬たちと戦っていくし、まだまだ教えたいこと、試したいこと、確認したいことはありますね。ただ、この馬は“こうしなくちゃいけない”っていうものが何もない。リズム良く運べさえすれば…」 ん~っ、本当にワクワクしちゃう! そして結構な時間、お付き合いしてくれた勝浦騎手の優しさに心が温まりました。ホットな気持ちでホープフルSに参戦だっ! ☆いなとみ・なほ=1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はKBS京都の「競馬展望プラス」、ABC「おはよう朝日です」に出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。
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