阪神近本、記録も記憶も競馬界のレジェンドに学ぶ

競馬界のレジェンドと共闘だ。阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24=大阪ガス)が21日、関西運動記者クラブが昨年活躍した選手や団体をたたえる「関西スポーツ賞」の表彰式に出席し、都市対抗で優勝した大阪ガス野球部の代表として団体賞を受賞した。大阪市内のホテルで、競馬で特別賞を受賞した武豊騎手(49)と肩を並べ、長く一線で活躍する極意を学んだ。【写真】トレーニングで軽快な動きを見せる近本引き締まった肉体に、レジェンドのすごさを感じとった。表彰式の後の鏡開きで、競馬界のスーパースターと肩を並べた。「(印象に残ったのは)やっぱり武豊選手ですね」。阪神ファンの武騎手からは「頑張ってね」と壇上で声をかけられた。「これから活躍して、年齢を重ねても(武さんのように)タイトルをとっていきたいと思います」。50歳になっても競馬界をけん引し続ける姿は、目指すスタイルと重なった。 武騎手や女子柔道の阿部ら、頂点を極めるアスリートと時間をともにして学んだ。「日本チャンピオンや世界チャンピオンの方を見ていくと、その競技に合った体をしている。細いからいいとか、大きいからいいとかじゃなくて、野球に適した体。これから頑張っていきたいと思います」。自覚もさらに強くなった。 プロ入り決定後、コンピュータを内蔵したアップルウオッチを使った心拍数の管理を始めた。結果を残さないといけない責任感の表れだった。疲れている時ほど心拍数は高くなる。就寝時も管理することで「しっかり管理して把握すると、今トレーニングする時なのか、しっかり休まないといけない時なのかとが分かる」。お酒を控えるなど意識も高まっている。 武騎手も近本に笑顔でエールを送った。「阪神ファンですし、タイガースが強いと盛り上がりますから。僕自身も結果を出して、一緒に関西を盛り上げたい。矢野さんと同い年ですし、すごく近い感じがしますね」。レジェンドからありがたい共闘宣言。虎のドラフト1位も決意を新たにした。 近本は新人王と盗塁王を目指すと公言しているが、大きなタイトルも目指しながら、長く安定した結果を残すことも重要視する。記録にも記憶にも残る選手に…。競馬界のレジェンドに学び、球界のレジェンドを目指す。【磯綾乃】

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