【メルボルンC】フレミントン競馬場の馬場は日本馬向きか

11月6日のメルボルンC(3歳上・豪G1・ハンデ・芝3200m・1着賞金400万豪ドル)はオーストラリアのフレミントン競馬場で行われる。  現地10月29日に実際にコースを歩いてみたが、日本の馬場と同じ、もしくは若干硬い印象を受けた。10月6日を最後に競馬は行われておらず、馬場管理の責任者によればこの1カ月で調整が上手くいき、非常によいコンディションだという。  芝はケンタッキーブルーグラスとライグラスの2種類を混合したもの。丈は4.5インチ(11.43cm)に調整されており、コーフィールド競馬場(芝丈約20cm)のおよそ半分。先週の天皇賞・秋が行われた東京競馬場の芝丈が野芝約10~12cm、洋芝約12~16cmであるから、日本よりも若干短めとなっている。現在は週に2回芝を刈っており、馬場は水はけが非常によいのが特徴。馬場管理はgood3(良馬場の中で最も柔らかい馬場)を目標に調整されている。  フレミントン競馬場の次開催は11月3日からで、メルボルンCは開催2日目。このままいけば、当日は時計の出やすい馬場になりそうだが、実は11月2日が雨予報、気温もここ数日は10~20度だったのが、10月30日以降は最高気温が30度になるという情報もあり、現地は天気も気温も不安定。仮に馬場の内側が悪化した場合は、メルボルンC当日に仮柵を設ける可能性があり、当日ギリギリまで馬券の最終結論は待ったほうがいいかもしれない。 (取材・文:大薮喬介)

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